設立趣旨書

1 趣 旨

 ここ数十年の経済優先社会は、少なからず、人間関係の希薄さをもたらしてきたといわれている。かつては、何処の家庭でも、祖父母から孫へ、あるいは、親から子へと、語り継がれていくものがあった。子守唄や昔話など、肌の温もりや肉声を通して、人間の喜怒哀楽を共感する環境が確かに存在した。人の生の声で語られる言葉や物語は、優しさ、勇気、愛、悲しみなどの普遍的な感情を伝え、豊かな人間性を育む大きな役割を果たしてきたのである。

  しかし、核家族化や地域社会の変化等により、このような環境が失われてきた。その結果、さまざまな社会問題が発生し、あらためて語ることの重要さが見直されてきたのである。これを受けて、現在、全国各地で個人や団体がさまざまな語りの活動を行っている。各自が、それぞれの理念を生かし、互いに理解と交流を深めていくことが、語りの文化の重要性を広く社会に働きかけ、ともに平和な社会を築く礎になることと確信している。

また、世界各国の語り手たちと語りを通じて国際的な交流を広く図っていきたい。全日本語りネットワークは、「語る喜びと聞く楽しみを分かち合おう!」の基本理念のもとに活動してきたが、さらに全国的なネットワーク作りの必要性が求められてきている。ネットワークの強化により、文化的活動や教育等においても広範な語りの展開を試みることが可能となり、より多くの社会的貢献を果たすことができよう。

これらの目的の推進と実行のため、「特定非営利活動法人全日本語りネットワーク」を設立しようとするものである


2 申請に至るまでの経過


平成 410  「全日本語りの祭り実行委員会」を設立。
埼玉県秩父市に於いて「第1回全日本・語りの祭り」を開催する。(以後、隔年に語りの祭りを開催)

平成12年 4 「全日本語りの祭り実行委員会」を「全日本語りネットワーク」と改称。

平成14年 4 「全日本語りネットワーク」を会員組織にて運営。設立総会

平成18年 5 総会にて特定非営利活動法人化の方針を定める。

平成19 10 特定非営利活動法人化の設立に向け、準備会を設立し、設立総会の準備に入る。

平成21  7 「特定非営利活動法人全日本語りネットワーク」設立総会。




平成21年8 16

特定非営利活動法人全日本語りネットワーク

設立代表者  佐 藤 凉 子


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