■第2回 全日本語りの祭りin南陽市

1994年10月15日(土)~17日(月)

開催地:山形県南陽市  会場:夕鶴の里・鶴布山珍蔵寺ほか
参加者数  404名

第2回全日本語りの祭りでは、山形県南陽市にある語り部の館「夕鶴の里資料館」を主な会場とし、青森・山形・宮城・福島など、各県の伝承の語り手を招き、方言による語りをたっぷりと聞くことができました。
開催地が温泉郷でもあり、“聞いて、語って、そして、観光する!” のが、その後の語りの祭りのスタイルになっていきました。また、ゲストやメインの語り手のほか、テーマごとの分科会や夜語りでは、“参加者みんなが語る” という形も定着しました。

10月15日〈前夜祭〉  会場:ハイジアパーク南陽

地元さくらんぼ農家兼シンガーソングライター
須貝智郎さんのギター演奏   
  
  地元出身のシンガーソングライターの
  須貝智郎さんの弾き語り。
  全国から山形県南陽市に集まった
  語りの仲間たち。

第1日目 10月16日  会場:南陽市民会館

【記念講演】
  「心を伝える“ことば”」
        女優・演出家  長岡輝子

【語り芝居】
  創作民話「ベッカンコおに」 さねとうあきら作
        女優  萩生田千津子
        尺八  関  一 郎

【各地の語り】
 1「鶴の恩返し」   川合久男  (山形県南陽市)
 2「欲ふか」     滝口国也 (山形県東根市)
 3「きんちゃくひろったにわとり」「ぼたもちがもっけになった話」     須藤淡草/字
            藤野時代 (埼玉県川口市)
 4「手水鉢」     只野とよ (宮城県遠田郡小牛田町)        
 5「絵姿女房」    佐藤明子 (山形県飽海郡松山町)
 6「へそから羽の生えた話」
            馬場タニ (福島県南会津郡奥只見町)
 7「屁っぴり爺」   伊藤佐吉 (山形県新庄市) 

【夜語り】
 6つの会場に分かれ、伝承の語りから現代の語り(ストーリーテリング)まで、
 テーマにしばられない「語り」。

 ・ 山形の語り  A (鳥帽子山八幡宮社務所)
 ・        B (ホテル滝波)
 ・        C (天の湯) 

 ・ 誰でも語り手 A (御殿守)
 ・        B (桜湯)
 ・        C (羽黒荘)
                              夜語り <誰でも語り手>

第2日目 10月17日 会場:南陽市夕鶴の里、 鶴布山珍蔵

【分科会】
   3会場に分かれて開催されました

 1.現代の語り  (ストーリーテリング)

 2.見せて語る  (手遊び・紙芝居・パネルシアター)

 3.民話の語り

                                    三浦仏子/画

 
2020年08月12日